
共力・共創・共楽
会長 東狐光俊
この度、富山中ロータリークラブ第50代目の節目の会長を仰せつかりました。
これまで先輩諸氏が築き上げてきた歴史と伝統に、深い感謝と敬意を表するとともに、皆様のご支援、ご協力のほどよろしくお願いします。
ロータリーのビジョンは、「私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています」としています。
このビジョンの具現化こそが、当クラブのビジョンにもなるものではないでしょうか。
2025-2026年度、国際ロータリー会長は、このビジョンをヒントに「よいことのために手を取り合おう」というメッセージを出しのではと感じました。また、地区ガバナーテーマは「みんなで参加しよう みんなで行動しよう」です。
それらを勘案し今年度のクラブ指針を「共力・共創・共楽」としました。
まず「共力」。立場や年齢、考え方の違いを超え、すべての会員が主体となって、一緒に力を出し合うことで、クラブがまとまるものだと思います。
「共創」。私たちはただ活動をこなすだけではなく、知恵を出し合い、チャレンジを恐れず、私たちの手で新しいクラブのあり方を創っていきたいものです。
そして、「共楽」。共に楽しみ、喜び合う心があってこそ、居心地のいいクラブになります。
楽しいから続く、楽しいから広がる。その好循環を大切にしていきたいと思います。
さて、私たちの創立50周年記念事業のテーマは、「つなげる つながる ひと まち みらい」としています。
クラブ指針が、どう取り組むかという「姿勢」であり、50周年のテーマは取り組みの「目的・方向性」という関係です。
「共力・共創・共楽」を通じ、例えば、横浜中ロータリーとの姉妹クラブ締結はひととひとのつながり、富山と横浜といったまちのつながりとなります。
「ハートフル展示会」は障害があるからこそ表現できるアートを、いかに広く見ていただける場をつくるかという共創を通じ、ひととひとのつながりになります。
記念植樹は富山市というまちとのつながりになります。
また、みらいとつながるためには、クラブの活力は不可欠です。
私たちが目指す未来を実現していくためには、多様な背景を持つ新たな仲間を迎え入れ、会員基盤をしっかりと築くことが前提となります。
大谷選手は、昨年50-50を達成しました。我々は50周年に55人(5人の純増)という意味である50-55を目指していきます。
次の60年に向かって富山中ロータリーの「物語」をつくっていくべく、会員皆様の共力・共創・共楽をよろしくお願いして挨拶といたします。